力を抜くということ その1
現代社会はストレス社会と言われるほど身の周りには多くのストレスであふれ返っています。
ストレスと言っても思い通りにいかないこととか厄介なこと・・・という心理的なものだけではありません。
デスクにずっと座りっぱなし、パソコンの画面をずっと見続ける・・・など、肉体が物理的に受けるストレス(負荷)も知らず知らずの間に蓄積されていくものです。
ストレスがかかった状態が常態化しているために、いざリラックスしようと思ってもどうして良いか分からなかったりして・・・。リラクゼーションを提供してくれるサロンなどもたくさんあるけれど、そこまで出かけている時間がないとか、一人になる時間がなかなか持てないとか・・・。
そこで、今日ご紹介したいのがヨーガの一つ、シャバ・アーサナというもの。
屍(しかばね)のポーズとも呼ばれるこのポーズは、全身の力を抜いて横たわる、というものです。
意外とこれが難しい!現代人は力を入れることより抜くことのほうがはるかに難しいのです。
しかし、以下に紹介するやり方なら、力を抜くことができます!
【シャバ・アーサナ **インスタント・リラクゼーション・テクニック**】
1.両目を閉じて仰向けになります。手のひらは天井方向に向けて。
2.両足はそろえて、両手も体側につけます。
3.大きく息を吐いて、吐き切ったら吸って息を止めます。
4.(息を止めたままで)両足のつま先から太ももまでにぐーっと力を込めます。
つま先→土ふまず→かかと→足の甲→ふくらはぎ→膝→太ももの順
5.少しだけ息を吐いてまた息を止めます。
6.(息を止めたままで)下腹部・お尻・腰・手と腕にぐーっと力を込めます。
下腹部→お尻→腰→握りこぶしを作る→腕の順
※先に力を入れている脚の部分の力は抜きません
7.ここで大きく息を吸って、胸・肩・首・顔・頭全体にも力を込めます。
※全身に力を入れた状態(全身を緊張させた状態)
8.息を吐きながら全身の力を抜きます。
9.呼吸は自然にまかせ、体全体がリラックスしていることを十分に感じていきます。
力を入れている時と力を抜いた後の体の感じの違いが、その落差によって十分に確認しやすいと思います。
常に力が入っているから、抜いた状態というのを忘れかけている人にはお勧め。
寝る前にでもやってみてくださいね!