仕事で尼崎を訪れた際、偶然見つけたレトロな建物。
阪神電車に乗って海側を見ていると尼崎駅に着く直前に忽然と現れるレンガ造りの建物である。
明治37年に建てられ、現役時代は火力
発電所だったそうで、すぐ脇を走る
阪神電鉄を始め沿線の地域にも電力を供給していたそうだ。
現在は倉庫として利用されているとか。
別に京都や奈良といったメジャーな古都ではなくても、当たり前のことだが身近なところにも歴史は必ず残っているのだ。
付近には
尼崎城址や櫻井神社、市立中央図書館がある。
そばを流れる庄下川の両岸に桜が咲く時期になれば、なお一層雰囲気が出る一角だろう。
城址の木々や背後に見える高層マンションとも絶妙に融合した風景となっている。
ちなみにこの建物、
尼崎市によって「まちかどチャーミング賞」に輝いた建物だそうだ。