アーユルヴェーダ入門! その3
インド3,000年の智慧の結集であるアーユルヴェーダ。
1日の締めくくりは、どのように過ごせばよいのでしょうか。
アーユルヴェーダでお勧めの夜の過ごし方は、
① 19時までに軽い夕食を摂る
② 夕食後少し休憩し、軽い運動をする(散歩など)
③ 夕食後は3時間ほどゆっくり過ごす
④ 22時までに睡眠の準備をする
⑤ 24時までには就寝する
⑤は是非とも行いたいもので、それ以外はできたら行った方が良いというものです。
早い話が、軽く食事をして軽く運動をしてその他は休息に当てましょうということですね。
そして夜間はというと、22時から翌2時までの間が、それまでに摂取した食べ物、また情報が消化・代謝される時間帯ということです。
休息時や睡眠中には副交感神経が優位になり、特に入眠から30分~1時間ほどで成長ホルモンが分泌されます。このホルモンの働きにより、代謝がコントロールされ、脳の疲労回復、体組織の修復・再生、脂肪燃焼などの作用が起こります。
十分な睡眠がとれていないと、このホルモンの分泌が十分でない訳ですから、疲労がとれない、病気への抵抗力が下がる、お肌が老化する、脂肪が増えるなどの弊害が出てきます。
電気を利用していない時代からの伝承医学ですから、日の出とともに起き、日の入りとともに休息モードに入り、やがては入眠、という生活を人々がしていたころの医学です。「早寝早起きは健康に良い」とか、昔から言われ続けている言葉の裏には、もしかしたら人々の積りに積った経験が反映されているのかもしれませんね。