10秒で変われる!アイコンタクトでうまく伝わる
好ましい印象を残せるかどうかは、開始10秒で決まると言っても過言ではありません。
特に初対面のときには、話の内容よりも表情やボディーランゲージ、また口調・語調などがより影響を及ぼすということは、世界中の研究者が発表していることです。
親しみのもてる表情の相手には誰でも好印象を抱くものですが、アイコンタクトがなければそれも台無し(*_*)
ちゃんとできていれば、この人は「話を聴いてくれそう」、あるいは「自分をちゃんと認めてくれている」、と相手は感じるのです。
目の動き
眼球は意外と動いています!
眼球を動かす筋肉が小さいためと、視野は通常200°ほどと言われていますので、そんな小さな筋肉が少し動いても自分の見えている景色はそれほど変わらないのです。
ただし、正対している相手にとっては眼球がほんの1mm動いただけでもよく分かります。黒い瞳の部分が白目に対して強いコントラストを作っているのも動きが良く分かる原因かもしれません。
眼球が小刻みによく動く人を見ると、「落ち着きのない人」、「おどおどした人」と受け取られたり、最悪のケースでは「何かやましいことがあるのかな…」「触れられたくない話題なのかな…」などと勘ぐられることもあるかもしれません。
アイコンタクトのポイント
そこで、アイコンタクトのポイントを今一度おさらいしてみることで、誰かと会話しているときの自分を振り返ってみましょう。
①目を直接見るのではなく三角ゾーンを見て
実際には両目をまっすぐ見るのではなく、
両目と鼻の頭を結んだ三角形のゾーンを見ます。
②あいさつやそれに続く一言は目を合わせて
「あなたの存在を認めていますよ」という意思表示になります。
目を合わせないあいさつは、しないのと同じです。
③適度に視線は外す
見つめすぎは相手に緊張感をもたらします。
話している時には息継ぎのとき、文章に書くと句読点に当たるとき
聴いている時には相手が考えているとき
などにさりげなく視線を外します。
④「ここ」というときには視線をそらさない
強調したいキーワードなどは、目を見て発すると効果ありです。
自分の一番伝えたい事や強い印象を残したいときに演出の一つとして使うと
良いでしょう。
人前に出て話したり実践して見せたりする職業の私ですが、視線の配り方は最も注意している点の一つですし、最も苦労した点です。
前半にも書きましたが、眼球が実際どれくらい動いて「見える」かは、自分ではほとんど意識できません。自分では動かしていないつもりでも、正対している人にははっきり動いたことが分かります。
視線の配り方一つで、こちらの気持ちが相手に伝わったり伝わらなかったりすることもあります。言葉にしなくても相手のことを「分かっている」「分かろうとしている」という気持ちを伝えるためには、アイコンタクトは必須。①~④のポイントを意識して日々の自分のコミュニケーションを振り返ることが大事なのでしょうね。