ウォーキングと片足立ちダイエット
前回ウォーキングによって片足立ちがかなりしやすくなった話を書きましたが、最近は片足立ちダイエットなるものがあるそうですね。
1分の片足立ちが50分のウォーキングに匹敵するという意見も。
床からまっすぐに立っていることで、姿勢がよくなり血液やリンパ液の循環が改善され、さまざまなダイエット効果が期待できるというものですが、個人的な感想を言えば、片足で体重を支えていることで骨にかかる負担がウォーキングに匹敵するため、同じような効果が得られるのだと思います。
無重力空間にしばらく滞在していた宇宙飛行士が地球に帰還した直後は、宇宙服の重みと重力とでなかなか歩行することも困難になります。
それに加え、重力のない空間では身体に負荷がかかることがないので、コラーゲンの吸収・分解が進み、骨密度が減少するということもあるそうです。
骨密度、骨の健康のためには軽い負荷をかけ続けること、気圧や重力程度でも有効なのだそうです。あくまでも軽い負荷です。
激しく負荷をかけ続けると身体を壊す可能性もありますのでご注意を。
ここで簡単に片足立立ちのやり方をご紹介すると、
① 床から5~10cm程度、片足を上げ、1分間キープします。
呼吸は止めないように注意!
② 逆の足も同様に行います。
また、ヨガにも片足で立つポーズがいくつかありますが、もっともやりやすいのは、いわゆるヴリクシャ・アーサナ(立木のポーズ)です。こんなやつですね↓
やり方は、
① 背筋を伸ばして床にまっすぐ立ちます。
② ゆっくりと片足に重心を移し、もう片方の脚を上げます。
③ 上げた方の膝を外側に開き、足の裏を軸足の足首の内側、
膝の内側もしくは脚の付け根に押しつけます。
④ 軸足の方は上げた方の足の裏を押し返すようにして
バランスを保ちます。
(上げた方の足の裏と軸足とでお互いを押し合いますが、
力いっぱいではなく50%くらいの力加減で)
⑤ そのままで1分キープします。呼吸はできるだけゆったりと。
(手は、胸の前で合掌、頭上で合掌、頭上で指を組む、
などから選んでください)
⑥ ゆっくりと上げていた脚を下ろします。
⑦ 逆の脚も同様に行います。
片足を上げた状態を1分キープするわけですが、
これができないという声をときどき耳にします。
片足でバランスが保てない理由はいくつか考えられますが、一つは脚の筋力不足。もう一つは足裏の筋力不足か足裏がきちんと使えていないこと。
この点はウォーキングによってかなり改善が期待できます。
もし片足で立てないという方がいらしたら、ウォーキングをしてみたらいかがでしょう!?
もちろんご自身の足に合ったシューズを履いて、ですが。
ウォーキング!
ヨガを始める前に登山をやっていたせいもあって、歩くのは好きなほうでした。
2016年になって健康維持と節約の両方の観点から「よし歩いて行こう!」と思い立ちました。
お正月休み明けの1月4日から、大阪市内に仕事に行く際には最低20分(地下鉄で1駅か2駅分)、仕事の帰りにはこの20分に加え、途中は電車に乗るものの、途中下車して家までの40分を歩いています。
休みの日にはこの自宅の近くの40分を買い物がてら歩きます。
大阪市内を20分歩くコースの途中には、官公庁や大企業もあるため、朝晩とても歩道が混雑しています!
なので早足では歩けません!みんな健康維持なのか節約なのか!?
自宅付近のコースはさすがに人はまばらです。
年明けに歩き始めた時は、連日40分歩いて自宅に帰ると若干筋肉痛があったり、疲れた感があったりしましたが、今ではあっという間に(本当にアッと言う間に)自宅前です。
「慣れ」とはすごいものです。
無心になって歩いているものと思われます。
驚いたのは、登山をやめてから脚力が落ちていたのが、かなり回復してきたこと。平地を歩いているわけですが、それでも少しは筋力アップしているのでしょう。筋力が向上してきたので、片足立ちもかなりやりやすくなりました。
なかなかヨガのポーズだけを毎日続けていても、特に変化は感じられないことがありますが、別の観点から総合的に鍛えることでポーズがとりやすくなるということは多々ありますね。
また、ウォーキングによって緩やかな負荷をかけることで、加齢によって減少するコラーゲンの生成にも一役買っているはずです。骨粗鬆症などの予防にも効果が期待できそうです。
謹賀新年 【バガヴァッド・ギーター】
2016年はできるだけ早いうちに計画を立てなければ!と思いました。
そして自分自身の立ち位置を再確認するためにも、初期のころよく読んでいた本からの引用をここで。
亀がその手を収めるように、人間の諸感覚が感覚の対象より離れる時は、
彼の智恵は本来の働きをするだろう。外から来る刺激に感覚が向かう時、人間はそれらに執着する。執着より欲望が起こる。欲望の心がつのれば、人はそれに執着する。執着がつのれば、やがてその心は願望となる。願望がかなわぬとき、その心は怒りに狂う。怒りは心の混乱を招く。心の乱れは、激しく判断する心をゆさぶる。判断を誤れば、分別を失う。分別を失えば、人生唯一の目標を失う。しかし、真我(アートマン)に従う心は安らぎの喜びである。欲望も嫌悪もなければ執着心にとらわれることはない。悲しみは消えて、静かな安らぎの世界を知る。静かな心は、やがて安らぎの世界へ導く。心を制御できないものは、真我(アートマン)の存在を知らない。心を制御できないものは、瞑想することができない。瞑想をなくして、心の安らぎはない。
それから10年以上が経った現在では、「まさしくその通り」と頻繁に思い知らされます。
日々の生活の中で何と自分自身を見失う場面が多いことか…。
今年は去年よりは少しでも静かな心に近づけるよう、初心を忘れずにいたいものです。
年始早々、年末から引き続き自分を振り返る正月休みでした。
簡単!アイ・エクササイズ VOL.7
今回でアイ・エクササイズ・シリーズもラストです。最後に焦点外しの技法をご紹介します。
≪準備≫
正座などで背筋・首を伸ばして、必要以上の力は抜きリラックスします。
メガネやコンタクトレンズは外しておきます。
できる限り瞬きをせずに、涙が出ても出るままにしておきます。
【フォーカシング・パターン4:焦点外し】
① 両手の親指を立てて(他の指は握りこんでおく)、両腕とも身体の正面(前方)に伸ばしておく
② 両腕を床と平行にゆっくりと左右に開いていく
目は、両手の親指を同時にみつめたまま(首は動かさずに視線だけで追っていく)
③ 両手の親指が視界から外れる寸前の位置で止め、見つめたまま30秒キープ
(実際は焦点が合わないので、見つめている感覚とは少し異なる)
④ ゆっくりと両腕を前方(正面)まで戻してくる(見つめたまま)
⑤ 正面まで戻ってきたら5回ほど瞬きをして、両手をこすり合わせ10秒ほどパーミング*
パーミング: こすり合わせて温まった手のひらを目の周りに柔らかく当てる
(眼球には触らないで)目の周りの筋肉を休めるためのもの
「シンプル・パーミング」と呼ばれる
①~⑤を3セット行う
このエクササイズは慣れない間はとても奇妙な感覚になります。焦点が合わないので見ているようで見ていないようで・・・なんとも不思議な感覚です。しかも左右の目で左右を同時に見ることが難しいと感じるかもしれません。ある瞬間は右目は右側を見て、気がつくと左目はあらぬ方向を見ていた・・・なんてこともしばしばです。意識を集中するという「感覚」を十分に味わえる技法です
簡単!アイ・エクササイズ VOL.6
今回も、アイ・エクササイズ・シリーズのフォーカシング(焦点合わせ)のご紹介です。
≪準備≫
正座などで背筋・首を伸ばして、必要以上の力は抜きリラックスします。
メガネやコンタクトレンズは外しておきます。
できる限り瞬きをせずに、涙が出ても出るままにしておきます。
【フォーカシング・パターン3:上下の注視】
① 右手の人差し指を伸ばし(立てなくてもよい)、右腕は前方(正面)に伸ばす
② 右腕を正面から上にゆっくりと上げていく
目は、右手の人差し指を見つめたまま(首は動かさずに視線だけで追っていく)
③ 右手の人差し指が視界から外れる寸前の位置で止め、見つめたまま30秒キープ
④ ゆっくりと右腕を下ろす(見つめたまま)
⑤ そのまま右腕を正面を通って下まで下ろす(見つめたまま)
⑥ 右手の人差し指が視界から外れる寸前の位置で止め、見つめたまま30秒キープ
⑦ ゆっくりと右腕を正面まで戻す(見つめたまま)
⑧ 正面まで戻ってきたら5回ほど瞬きをして、両手をこすり合わせ10秒ほどパーミング*
パーミング: こすり合わせて温まった手のひらを目の周りに柔らかく当てる
(眼球には触らないで)目の周りの筋肉を休めるためのもの
「シンプル・パーミング」と呼ばれる
①~⑧を3セット行う
⑨ 最後に20秒パーミング
このエクササイズは腕を上下に動かす時についつい頭も一緒について行きがちです。十分意識を集中して首は動かさず、目線だけで指の動きを追うように頑張ってみてください
簡単!アイ・エクササイズ VOL.5
今回も、アイ・エクササイズ・シリーズのフォーカシング(焦点合わせ)のご紹介です。
≪準備≫
正座などで背筋・首を伸ばして、必要以上の力は抜きリラックスします。
メガネやコンタクトレンズは外しておきます。
できる限り瞬きをせずに、涙が出ても出るままにしておきます。
【フォーカシング・パターン2:肩(左右)の注視】
① 右手の親指を立て、右腕は前方(正面)に伸ばす
② 右腕を正面から真横(右横)にゆっくりと広げていく(腕は床と平行に)
目は、右手の親指を見つめたまま(首は動かさずに視線だけで追っていく)
③ 右手の親指が視界から外れる寸前の位置で止め、見つめたまま30秒キープ
④ ゆっくりと右腕を正面(前方)まで戻す(見つめたまま)
⑤ 右腕が正面まで戻ってきたら5回ほど瞬きをして、両手をこすり合わせ10秒ほどパーミング*
パーミング: こすり合わせて温まった手のひらを目の周りに柔らかく当てる
(眼球には触らないで)目の周りの筋肉を休めるためのもの
「シンプル・パーミング」と呼ばれる
⑥ 同様に左手の親指を立て、左腕を前方(正面)に伸ばす
⑦ 左腕を正面から真横(左横)にゆっくりと広げていく(腕は床と平行に)
目は、左手の親指を見つめたまま(首は動かさずに視線だけで追っていく)
⑧ 左手の親指が視界から外れる寸前の位置で止め、見つめたまま30秒キープ
⑨ ゆっくりと左腕を正面(前方)まで戻す(見つめたまま)
⑩ 左腕が正面まで戻ってきたら5回ほど瞬きをして、両手をこすり合わせ10秒ほどパーミング*
①~⑩を3セット行う
このエクササイズは目の焦点を合わせる筋肉のトレーニングになるともに、視界が広がっていく効果もあります。ぜひチャレンジしてみてくださいね
簡単!アイ・エクササイズ VOL.4
今回も、アイ・エクササイズ・シリーズですが、今回からはフォーカシング(焦点合わせ)のご紹介です。
≪準備≫
正座などで背筋・首を伸ばして、必要以上の力は抜きリラックスします。
メガネやコンタクトレンズは外しておきます。
できる限り瞬きをせずに、涙が出ても出るままにしておきます。
【フォーカシング・パターン1:センター注視】
① 右手の人差し指を眉間に置く
(指が眉間に触れている感覚に意識を集中する)
② 眉間から右人差し指をゆっくりと前方に離していき、右腕が完全に伸びるまでまっすぐ前に伸ばす。 その間、目はずっと人差し指を見つめ続ける(右人差し指のある一点を決めておき、その一点を瞬きをせずに見つめ続ける)
③ 右腕が伸びきったら30秒キープ(見つめたまま)
④ ゆっくりと眉間まで右人差し指を戻してくる(見つめたまま)
⑤ 5回ほど瞬きをして、両手をこすり合わせ10秒ほどパーミング*
パーミング: こすり合わせて温まった手のひらを目の周りに柔らかく当てる
(眼球には触らないで)目の周りの筋肉を休めるためのもの
「シンプル・パーミング」と呼ばれる
⑥ 静かに両目を開け5回ほど瞬きをする
⑦ 今度は、右人差し指を鼻先に置き、鼻先に触れている感覚に意識を集中
⑧ 鼻先から右人差し指をゆっくり前方に離していき、右腕が完全に伸びるまでまっすぐに伸ばす。 その間、目はずっと人差し指を見つめ続ける(右人差し指のある一点を決めておき、その一点を瞬きをせずに見つめ続ける)
⑨ 右腕が伸びきったら30秒キープ(見つめたまま)
⑩ ゆっくりと鼻先まで右人差し指を戻してくる(見つめたまま)
⑪ 5回ほど瞬きをして、両手をこすり合わせ10秒ほどパーミング
①~⑪を3セット行う
このエクササイズは目の焦点を合わせる筋肉のトレーニングです。
日常的に行うことで焦点を合わせる力が養えます。ぜひチャレンジしてみてくださいね