映画「祈り」 ~科学者が見た意識の力~
「祈りー天・人・地~見えざる世界の未知なる可能性~」映画「祈り」&講演会
かねてからファンだった遺伝子工学の権威、村上和雄先生が登壇されるとのことで、これは是非とも参加しなければと思い参加しました。
当日は、映画「祈り」の上映後、白鳥哲監督の講演に続き、村上先生の講演、ヒーリングを採用した統合医療の医師 三浦直樹先生の講演、ライトワーカーの中野宗次郎先生の講演と続きました。
「祈り」といった強い試行、意識が遺伝子に影響を与える。
これは数年前から科学的な研究が進んでいるところだそうです。村上先生も著書「人は何のために「祈る」のか」の中でそうおっしゃっています。
映画の中では、9.11アメリカ同時多発テロやダイアナ元皇太子妃の事故死のときなど、世界で多くの人々が同じような感情、意識に至ると地球の磁場さえ変えてしまうという話や、その技法を学んだ人が増えると犯罪率や自殺件数などが減るというTM瞑想の話が紹介されていました。
宗教以前から人は「祈る」ということを続けてきています。そこには計り知れない思考の力というものが秘められているとういうことです。
また、ハーバード大学のハーバート・ベンソン博士によれば、祈りと瞑想は生理学上は同じ効果があるということです。
当日の村上先生の講演で最も印象的だったのは、自分の体は自分のものだとだれもが思っているが実はそうではない。
全て地球上の元素からできており、植物を食べ、その植物を食べた動物を食べて維持されている。いわば地球からのレンタル品。
レンタル品だからいつかは返さなければならない。
では、地球が貸し主だとしたら一体借り主は誰だろう?
私達の「心」か?
「心」は常にあちこちさまよっている。コロコロと変わる。こんな不安定なものに貸すだろうか?
もっと確実なもの…「魂」ではないか…
遺伝子と魂の間にはどのような関係があるのかを探るのが、今後の研究課題だそうです。
また高野山大学との共同研究は近い将来には詳細な報告ができるだろうともおっしゃっていました。
車いすに座られての講演でしたが、研究に生涯をかけるひたむきな姿勢、旺盛な探究心の輝き、知性と希望のきらめき、そして何より地球上はもとより宇宙全体の全ての存在に対する深い尊敬と愛情が、その淡々とした口ぶりからでもにじみ出ておられたのはさすがでした。
11時~17時までという長時間の上映会と講演会を経て、誰かのために祈り、地球のために祈り…少しずつでも社会や世界が好転していく可能性を感じたのは、きっと私だけではないでしょう。