Le Journal de NICHE

ヨガと表情筋トレーニングインストラクターのブログです。

「思い」は遺伝子にも伝わる!~驚きの祈りのパワー~

私の好きな本に「人は何のために「祈る」のか―生命の遺伝子はその声を聴いている―」という本がある。

筑波大学名誉教授の村上和雄先生と京都府立医科大学教授の棚次正和先生の共著である。

 

村上先生は吉本興業とコラボして笑いと遺伝子の関係を実験したことでも有名な方である。笑いによって血糖値上昇が抑えられるかということを発見したのだ。

 

この本では、祈りには治療効果があり、心身の健康維持に大いに役立つということが科学的に証明されつつあると述べられている。もちろん病気になった時、祈りだけに頼って医師の治療を全く受けないというのは勧められないとも記述されている。

 

 

さらには、 心のあり方が遺伝子の働きに影響を及ぼすという観点から、祈りには好ましい遺伝子の働きを活発にし、好ましくない遺伝子の働きを抑制する作用があるという。

祈りには潜在能力を発掘する力があるということだ。

 

好きであること/努力をすること/明確な目標を持つこと、この3つの条件をそろえることが祈りの効力を引き出す前提だという。

3つの条件がそろったら心の底から実現することを「祈る」。

 

 上手な祈り方のポイントは以下の6点。

 

①祈りを限定しないこと

例えば「○○さんと結婚したい」などは祈りとしては良くない。○○さんの意思をまるで無視しており、一方的で限定的だから。

それに、○○さんに対して勝手に作り上げたイメージでこの人は素敵だ!と思っているにすぎないこともある。

そこで、「○○さんのような人と結婚したい」というようにすれば当人も含まれるが、そのような人と結婚できたことで満足できるから良いのだそうだ。

 

②内容を明確にすること

「~であってほしい」などというあいまいな祈りでは結果もあいまいになるという。例えば、はっきりとした言葉にして更に期限を区切ると良いそうだ。期限を区切ると決着がついたことが分かりやすいし次にも進みやすい。

 

③感謝の祈りも加えること

願いがまだかなっていないうちから感謝するなど到底無理!と言わずに、今ここで息ができていることに感謝することを忘れないということだ。

 

④マイナスな意見は取り合わないこと

こんな祈りをした…などと誰かに話したとしたら、9割が否定的な意見を言うそうだ。

そんなの無理だよ!などという意見を聞くと祈りへのモチベーションが下がるから、聞き流すことが一番だそうだ。

 

⑤祈り続けること

「継続は力なり」。継続できない理由は色々とあるかもしれないが、何より続けられないのがもっとも潜在能力を引き出すことができないという。祈る習慣を作るのが良いそうだ。最初は時間と場所を決めて祈ると良いらしい。最適なのは日の出前の午前5時から午前7時の間。次は就寝前。

 

⑥願いが実現した姿をイメージしながら祈ること

例えば「私は○○です」とか祈りの具体的な内容を入れる。祈りや願いがすでに実現した姿や状態を思い浮かべながら祈ることが大事だそうだ。

 

 遺伝子にはまだまだ解明されていない働きが多く残されているそうだ。

切実な願いがあるなら祈ってみてもいいのでは…!?